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男らしさより健康的な顔色が好まれる
2010/11/05 (Fri)at23:16
男らしさより健康的な顔色が好まれる
強そうで男らしい顔より、血色の良い健康的な顔の方が女性にとっては魅力的らしい。女性は黄味と赤味の強い肌色の男性を好むとする最新の調査結果が発表された。肌の黄味と赤味は、伴侶を選ぶ際に重要な要因となる健康の証だという。 たとえば、人種の別なく、果物や野菜を豊富に食べる人の肌は黄色がかっている傾向があり、肉体的に健康な人は血液と皮膚に酸素が豊富なため赤みが強くなる。逆に、皮膚に損傷や疾患があるような青白い肌は免疫系の弱さを示すと考えられるためか一般に魅力的とは見なされないと、研究の共著者であるイギリスのブリストル大学の実験心理学者イアン・ペントン・ボーク氏は話す。 意外にも被験者の女性は、がっしりした顎や盛り上がった筋肉など、男らしいとされてきた特徴を好まなかった。「驚いたことに、男らしさと魅力とは一切関係がなかった」。 この発見は、女性は男らしい風貌の男性に惹かれるとする従来の研究結果に反するものだ。男らしい風貌はこれまで、病気に対する抵抗力やより健康な子孫などの長期的な資質に関連づけられてきた。 女性は男らしい男性を求めるというより「この相手は健康か病気か」という目前の問題に関心があるのではないかとペントン・ボーク氏は話す。 同氏の研究チームは、イングランド北部で平均年齢27歳の白人男性20名の顔写真を撮影し、顔色と男らしさの度合いを数値化した。そしてその写真を平均年齢19歳の白人女性21名に見せたところ、女性たちは黄味と赤味の強い肌の男性が最も魅力的であると判定したという。 続いて、元の写真にデジタル処理を施し、男性的な特徴と女性的な特徴をそれぞれ強調した顔を作り、被験者に魅力的と思う方を選ばせた。この場合にも女性は男性的な顔により強い興味を示すことはなかった。 この調査は白人を対象に行われたが、こうした傾向は「文化を問わず一定である」可能性が高いとペントン・ボーク氏は言う。たとえば南アフリカのズールー族の女性を対象にした実験でも、黄味と赤味の強い肌の南アフリカ男性が好まれるという結果が出ている。 それでも、今回の研究は男性の身体的特徴に対する女性の好みに文化の違いが影響を及ぼす可能性を除外できていないと、カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあるダグラスカレッジの進化心理学者ローラ・デイン氏は述べる。さらに、「女性がパートナーを選ぶ際に考慮するのは魅力的であるかどうかだけではない」という重要なポイントを見落としていると同氏は主張する。 たとえば、女性は伴侶を選ぶにあたって外見よりも経済力や人柄を優先することも多い。デイン氏は1990年に「Journal of Psychology」誌に掲載されたある調査を例に挙げた。その調査では、魅力的な容貌でバーガーキングの制服を着た男性と、スーツを着た魅力に乏しい男性のどちらかを女性に選ばせたところ、大半の女性がスーツの男性を選んだという。これは経済力がありそうだと評価されたものと見られる。ただし同調査では、大半の女性が、スーツを着た魅力的な男性ならより望ましいとも回答しているとデイン氏は指摘する。 同じ研究チームが男性を対象に同様の実験を行ったところ、被験者は身につけているものとは無関係に、より魅力的な容貌の女性を選ぶことが多かったそうだ。「男性が好む女性像の調査が退屈」なのはこうした意外性のなさが原因だとペントン・ボーク氏は話す。男性は一貫して、受胎能力の高さを示す若くて女性的な外見の女性を求めるのである。 それでは男らしい外見は何の役に立つのだろうか。ダグラスカレッジのデイン氏によると、男らしい外見は健康や生殖能力だけでなく、社会的な影響力や権力を示すのではないかという。 この説は、“男らしい外見は主に他の男性に誇示するためではないか”というペントン・ボーク氏の研究チームの次の研究テーマとも合致する。「男らしさは女性に魅力を感じさせるためではなく、同性間の位置づけにおいて自己の優位を主張するためにあるのではないか」とペントン・ボーク氏は語る。 今回の研究はオンラインジャーナル「PLoS ONE」誌で2010年10月27日に公開された。Christine Dell'Amore for National Geographic News「準惑星—冥王星」について詳しくはこちら »■ 関連コンテンツ ・男性はビキニの女性を“対象”とみなす ・バレンタインデーの歴史と愛の脳科学 ・同性愛の男性と異性愛の女性は脳が似ている? ・メスのオランウータン、オス選びの知恵 ・メスをだまして交尾に持ち込むレイヨウナショナルジオグラフィック 科学&宇宙最新ニュースはこちら »
http://news.nifty.com//cs/world/worldalldetail/ng-20101105-20101105003/1.htm
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強そうで男らしい顔より、血色の良い健康的な顔の方が女性にとっては魅力的らしい。女性は黄味と赤味の強い肌色の男性を好むとする最新の調査結果が発表された。肌の黄味と赤味は、伴侶を選ぶ際に重要な要因となる健康の証だという。 たとえば、人種の別なく、果物や野菜を豊富に食べる人の肌は黄色がかっている傾向があり、肉体的に健康な人は血液と皮膚に酸素が豊富なため赤みが強くなる。逆に、皮膚に損傷や疾患があるような青白い肌は免疫系の弱さを示すと考えられるためか一般に魅力的とは見なされないと、研究の共著者であるイギリスのブリストル大学の実験心理学者イアン・ペントン・ボーク氏は話す。 意外にも被験者の女性は、がっしりした顎や盛り上がった筋肉など、男らしいとされてきた特徴を好まなかった。「驚いたことに、男らしさと魅力とは一切関係がなかった」。 この発見は、女性は男らしい風貌の男性に惹かれるとする従来の研究結果に反するものだ。男らしい風貌はこれまで、病気に対する抵抗力やより健康な子孫などの長期的な資質に関連づけられてきた。 女性は男らしい男性を求めるというより「この相手は健康か病気か」という目前の問題に関心があるのではないかとペントン・ボーク氏は話す。 同氏の研究チームは、イングランド北部で平均年齢27歳の白人男性20名の顔写真を撮影し、顔色と男らしさの度合いを数値化した。そしてその写真を平均年齢19歳の白人女性21名に見せたところ、女性たちは黄味と赤味の強い肌の男性が最も魅力的であると判定したという。 続いて、元の写真にデジタル処理を施し、男性的な特徴と女性的な特徴をそれぞれ強調した顔を作り、被験者に魅力的と思う方を選ばせた。この場合にも女性は男性的な顔により強い興味を示すことはなかった。 この調査は白人を対象に行われたが、こうした傾向は「文化を問わず一定である」可能性が高いとペントン・ボーク氏は言う。たとえば南アフリカのズールー族の女性を対象にした実験でも、黄味と赤味の強い肌の南アフリカ男性が好まれるという結果が出ている。 それでも、今回の研究は男性の身体的特徴に対する女性の好みに文化の違いが影響を及ぼす可能性を除外できていないと、カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあるダグラスカレッジの進化心理学者ローラ・デイン氏は述べる。さらに、「女性がパートナーを選ぶ際に考慮するのは魅力的であるかどうかだけではない」という重要なポイントを見落としていると同氏は主張する。 たとえば、女性は伴侶を選ぶにあたって外見よりも経済力や人柄を優先することも多い。デイン氏は1990年に「Journal of Psychology」誌に掲載されたある調査を例に挙げた。その調査では、魅力的な容貌でバーガーキングの制服を着た男性と、スーツを着た魅力に乏しい男性のどちらかを女性に選ばせたところ、大半の女性がスーツの男性を選んだという。これは経済力がありそうだと評価されたものと見られる。ただし同調査では、大半の女性が、スーツを着た魅力的な男性ならより望ましいとも回答しているとデイン氏は指摘する。 同じ研究チームが男性を対象に同様の実験を行ったところ、被験者は身につけているものとは無関係に、より魅力的な容貌の女性を選ぶことが多かったそうだ。「男性が好む女性像の調査が退屈」なのはこうした意外性のなさが原因だとペントン・ボーク氏は話す。男性は一貫して、受胎能力の高さを示す若くて女性的な外見の女性を求めるのである。 それでは男らしい外見は何の役に立つのだろうか。ダグラスカレッジのデイン氏によると、男らしい外見は健康や生殖能力だけでなく、社会的な影響力や権力を示すのではないかという。 この説は、“男らしい外見は主に他の男性に誇示するためではないか”というペントン・ボーク氏の研究チームの次の研究テーマとも合致する。「男らしさは女性に魅力を感じさせるためではなく、同性間の位置づけにおいて自己の優位を主張するためにあるのではないか」とペントン・ボーク氏は語る。 今回の研究はオンラインジャーナル「PLoS ONE」誌で2010年10月27日に公開された。Christine Dell'Amore for National Geographic News「準惑星—冥王星」について詳しくはこちら »■ 関連コンテンツ ・男性はビキニの女性を“対象”とみなす ・バレンタインデーの歴史と愛の脳科学 ・同性愛の男性と異性愛の女性は脳が似ている? ・メスのオランウータン、オス選びの知恵 ・メスをだまして交尾に持ち込むレイヨウナショナルジオグラフィック 科学&宇宙最新ニュースはこちら »
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